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おまけ写真館2

今からもうかれこれ20年位前、夏が始まる頃です。そんなある日カミさんは買い物帰りに、小田急線改札口の隅でまだウブ毛も生え揃って無い一羽の赤ちゃんツバメを見つけたそうです。
水を入れただけの小さな皿の縁にうずくまっていたそうで、駅員さんから聞いた話によると、ホームの屋根にある巣から落ちて、可哀想だけどどうして良いのか分からないとの事で、もう死を待つだけの状態(T_T)
僕が子供の頃にスズメの子供を育てた事を知ってたカミさんは何とかならないものかと、そのツバメを引き取って来たんだけど、、、、
家で良く見てみると、血を吸って真っ赤になったダニが体中にいてそれが原因で弱ってるみたい(ーー;)
一匹ずつ小さな毛抜きで何とかダニは全部取ってやったけど、この赤ちゃんツバメが生きていくには、ちゃんと餌を食べる事ができるかどうかが問題でした。早速小鳥用の摺り餌を買ってきて口の中に押し込んでみると、飲み込まずに全部吐き出してしまう(?_?)。ダメかなぁとガッカリしたけど、ツバメは生きた餌し食べない事を思い出して、小さな昆虫を捕まえて口に押し込んでみると、なんとか飲み込んだ(^。^)。何度かそれをくり返した後、今度はピンセットでバッタの幼生を目の前に持って行くと、なっ、なっ、なんと自分で食べるじゃない!\(~o~)/
「これなら生きて行けるかもね。名前はツバメの『ツーちゃん』にしよう!」なぁんて喜んでたのもつかの間、次の日から修行?のような日々が待っていようとは。
朝5時位になると「ハラ減ったー!エサをくれぇーい!」と言わんばかりに「ぴぃぴぃ」鳴き始めるのには参ったなぁ。それからの数週間、毎日夜が明ける頃になるとツーちゃんの「ぴぃぴぃ」と言う鳴き声に起され、僕は眠い目をこすりながら近くの原っぱに行っては小さな虫を捕まえて来ると言う、まさにツバメの親代わりをするハメになったのでした。でもちょっと親の気持ちを味わえるのは嬉しかった。
そしてある日の事、外で飛んでる仲間の鳴き声に誘われるようにツーちゃんが巣立って行った時は、寂しさ半分、嬉しさ半分、込み上げる感動に目がウルルン状態でした。



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